2006年 10月 05日
親不孝通り |
全国の飲み屋街には「親不孝通り」と名がつくところが結構有ると思います。約三十年ほど前に私が修業をしていた和歌山県田辺市にもそう言う通り名の飲み屋街が有りましたが、そこでたくましく?生きていた人間の話を。当時はもう有線放送があったので、ギターを一本持って飛び込みで歌を歌ってお金を貰う「流し」というのは減ってましたが、たまに見かける事は有りました。又、最初は客として一人でお酒を一本と突き出しで時間を掛けて飲んでいるのですが、アベック客や若い客が居るとその視線に入るところでさり気なく手品をするんですね、そして客の興味を引くと次々に色んな手品を小出しにして、客が驚きそして話が最高潮を迎える頃、又もさり気なく私は手相も見れるんですよ!!いやそっちの方が専門かな~と言い、おもむろに人の手を取って勝手に見だすんですねー。そしてあまりに長い時間を掛けて見るので、これはお金を払わなあかんのかなーと見られている方が思うように持って行くんですねー、自分からは絶対に言いませんけどね、そして幾らですかと聞くと、ハイ三千円!!と...(笑)。そして、究極はやはり「つかみ」という職業でしょうか職業と言えるかどうか分かりませんが少なくとも専門でやってました、これは居酒屋やスナックに突然ツカツカと入ってきてカウンターで飲んでいる一人客の両肩を黙って突然つかんで揉みだすんです。最初客は驚くのですが気持ちが良いので、ほうっておくと最後に右手をハイっと差しだすんですねー、怖いですねー。私も一度つかまれて、その時はそんな職業が有るとは知らなかったので何やこのオッサンと思ったのですが、これが又気持ち良いんです、そして揉ませていたのですがその店のマスターがよく知っていたので、要らん帰れーっと一喝してくれました。そしてあれは「つかみ」言うて金取られるし気い付けやー、と教えてくれました。それから又一度別の店でつかまれましたが、要らんと言って肩を振るとサッと手を放して出て行きます、しつこくしないところがミソなんですね。・・・色んな仕事が有るもんですね。
予告・・・次回は今日と関連した話で京都で出会った変なおっさんの話をします、お楽しみに。
予告・・・次回は今日と関連した話で京都で出会った変なおっさんの話をします、お楽しみに。
by kappoh-ryori
| 2006-10-05 08:46
| 恥ずかしい話
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Comments(2)