2006年 10月 24日
日常に潜む恐怖 |
日常の中で不注意による事故や怪我と言うのは結構有るかと思います。以前このブログでも書いた目の怪我などもそうですし、店が忙しくなって椅子が足らなくなって二階から予備の椅子を下ろすときに女将が下から七段目ぐらいからド・ド・ド・ッしーんと落ちた事も有りますが、何れも慌てていたりすると普段の当たり前の生活の中でもこういう事が起こるのですね。話は以前子供が三つか四つの頃、京都の北区に大宮交通公園と言う所が在りそこへ行った時の事。そこのすべり台は石で出来ており結構急で高さも有るので小さい子供には一人で滑らすのはチョッと怖いので私が抱っこをしてすべろうと思った訳ですね。しかし、その時ちょっとだけ上等のスラックスをはいていたので、何を血迷ったか子供を抱っこしたままズボンが汚れないようお尻を付けずにしゃがんで滑ったのですが、そう、もうお分かりですね!!半分ぐらい滑った所で靴にブレーキがかかったから堪らない。子供を抱いているので手はふさがっているし下まですべり台は石やし・・・瞬間的に下の砂の所に落ちなヤバイと思い、そのままジャンピングしてまさに大将、子供を抱いたまま宙を舞った訳ですが、面白いものでそれは恐らく一瞬の事だったのでしょうが私の頭の中はスローモーションのようになっていました。そして私は見聞きしました右側に居たよそのお母さんのキャーっと言う悲鳴!!前方のお母さんのうぎぃえぇぇーーと言う驚きの悲鳴!!その横のうぅぉーぅと言うお父さんの呻き!!左手前に居たガキのポカンと口を開けて見上げているアホヅラ(おっと失礼)!!そして、左後方に居たひぃぃえ~~っと言葉を発した驚愕の表情を浮べるババァと目が合った事を。それらを私は僅か一瞬の出来事の中で確かに見ました。そして私は地面に肩から子供を守るようにそしてショックを最小限にとどめるよう受身加減で落ちました。不幸中の幸いは下に他の子供が居なかった事ですが、私のちょっとだけ上等のズボンとTシャツは穴が開いてボロボロでした。そして私は泣く我子を抱えたまま恥ずかしさのあまり足腰の痛さを我慢しながら何事も無かったようにその場から離れましたが、そんな私に声を掛けようとする勇気の有る人は居ませんでした。
by kappoh-ryori
| 2006-10-24 12:54
| 恥ずかしい話
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