2007年 02月 16日
鯛の鯛 |
魚釣りが趣味の方、特に大型魚や磯釣りで狙う方は大物が釣れると魚拓を採られると思いますが。近年は魚拓よりも所謂「鯛の鯛」カマの所の魚の形をした骨ですね。一度は鯛の荒炊き等で食べながらそれを綺麗にしゃぶって見つけた方も多いと思います。この「鯛の鯛」を魚拓の代わりに残されている方が増えているのではないでしょうか。この「鯛の鯛」で大体の魚の大きさが分かるとも聞きます。これだと魚拓ほどかさばらないし、少し大きな額が有れば魚の記録と共に一つの額で沢山入れられますからね。それに「鯛の鯛」は鯛だけで無く殆どの魚に有りますから色々な形が有って面白いものです。中には相当立派な物になると金箔を貼って飾ると結構アートですね。又、「鯛の鯛」だけでなく私達のように仕事で魚を触っていると少し遊びたくなります。例えば石鯛や河豚などのような二枚歯の魚は歯の一方を湯がいて綺麗に掃除し、付け根の所にドリルで穴を開ければ立派なキーホルダーが出来ます。但しこれは家庭で食べるような小さい魚では駄目ですから最低3キロ位は欲しいですから、やはりそういった魚を使う機会が有る料理屋向きの遊びでしょうか。それともう一つ昔からやっているのが、スッポンの頭の「シャレコウベ」でしょうか、スッポンの頭を湯がき外せる骨は外して綺麗に身を取り掃除します。そして再度外した骨を接着剤で付けスッポンのドクロを作ります。その他色々有るでしょうが、お鮨屋さんなんかはモンゴウイカの石灰質の甲で彫刻などをしますね、これは寿司の大会などでバラン切りと共に出品される方もいます。
by kappoh-ryori
| 2007-02-16 11:41
| グルメ
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