2008年 04月 07日
点心 |
よくお昼や夜の点心コースのご予約が入る時に和食ですよね!!という確認をされる方が時々居られます。やはり点心というと中華というイメージをされるのでしょう。私の持っている日本料理語源集を見ますと、実際点心という言葉は中国の明の時代に生まれ、陶宗儀が撰した、「輟耕録(てつこうろく)に朝飯昼食の前後の小食を点心と説明されているそうです。そして、日本では南北朝、室町初期に流行した闘茶の勝負の中間に出す料理を特に点心と言っていたそうです・・・と、まだまだ説明は有りますが長くなるのでやめといて!!そして様々な時代を経て今に至っていますが、戦前の大寄せ茶会の点心は蕎麦か鮨一皿が多く出されていたそうです。要は食事と食事の間にちょっと小腹に入れると考えれば良いでしょうか、それでも今の点心というのは本来の意味合いからすると随分豪華という事ですね。懐石のフルコースよりももう少し手軽にという意味で考えれば、私の店でも少しずつ九品~十二品を盛り合わせたお重の点心盛りを含め六~八品お出ししますから、色々楽しめてお得な料理と言えるかも知れませんね。
by kappoh-ryori
| 2008-04-07 16:38
| グルメ
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