2007年 07月 14日
命 |
先日知り合いのご子息が若くしてお亡くなりになられお別れに行ってまいりました。最後に「勝ったぞー」と言って逝かれたそうです、壮絶な病と最後まで闘っておられたのでしょう。ご家族の心中察する余り掛ける言葉も見つかりませんでした。お母さんも病気がちで、まだ子供が小さかった頃に入退院をくり返し余りかまってやれなかったと随分気に病んでおられました。私の所も子供がようやく這い這い出来るようになった頃、店が忙しい時に子供が胸を掻きむしり泣きながら追いかけてくるのを振り切り戸を閉めて女将が店に出なければならなかった事がよくあり、その時の子供の表情が忘れられないと女将もよく言います。母親とはそういうものですね。しかし、どんな条件や環境にあろうとも子供はあなたの子供として生まれてきて幸せだったと思うものでは無いでしょうか。亡くなられたご子息も何度か店に食べに来られて話をしましたがすごく好青年だっただけによけいに残念でなりません。まだまだ食べた事の無い美味しいものを食べたり、恋愛をしたり楽しい事が沢山有ったはずです。近頃は親が子供を殺したり、子供が親を殺したり更には自ら命を絶つというニュースをよく見ますが、そんな要らん命やったらもっと生きたい人と変わってやれよと思います。世の中には理不尽なことが多いですね。昔から「美人薄命」「良い奴ほど早く死ぬ」なんて言いますが・・・私も気をつけよう・・・いや中々死なんか。私は彼のような若者がいたという事をこの先忘れないでしょう。このブログを書こうかどうか迷いましたが、これも彼という人間がこの世に居たという証しではないかと書かせてもらいました。
by kappoh-ryori
| 2007-07-14 08:46
| 様々な事
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