2007年 09月 30日
車の免許 |
私が十八才になると一番にした事は、やはり車の免許を取りに行く事でした、仮免も実技もすべて一発でしたが学科は一年近くかかりました(当時は遅くまで働いていたので窓際の席で日が当たりポカポカ暖かいと試験の途中でウトウトし気が付くと問題を読んでいる所と答えを書いている所が違うなんて事がよく有りましたんえ)。そして学科が受かった時は教官が近くの喫茶店に居た私を探しだして(ローカルでしょ!!小さい街やったし・・・、京都に帰ってきて仮免実習の車なんか見ていると車の少ない田舎で取るのが一番やー何て思いますぅ)。お前免許要らんのか~、やっと受かったんやぞぉ~、店にも電話したんやぞーと、自分の事のように喜んでくれました。ありがたい事です。そしてピカピカの免許を手にするとやはり車に乗りたくなるのが人情ですやん。しかし車なんて無いし。そんな時、友達が働いていたサパークラブに行くと角刈りのデカの集団が飲みに来ていて、私を見つけると、おぉ~ぃ、こっちに来て一緒に飲めと言われます。未成年と分かっていても私が板前の修業を一生懸命にやっているのを知っているので何かと目をかけてくれて、飲食業やから酒ぐらい飲めなの~、と飲ませてくれます。そして特に気をかけてくれていたデカの一人が、ほーか免許取れたんか~、ほんならワシの車貸したろかーと言ってくれましたが、いや、ぶつけたらあかんし、ええですわ~と言うと、かまへん、かまへん、少々ぶつけてもかまへんっちゅうねん、お前から修理代なんか取るかい!!っていうので、それやったら貸して・・・。そして次の日借りに行くと、ふぅ~むセドリックかー、免許取りたてにしてはちょっとデカイけど、まーぶつけてもええゆうてるし借りたん。そして二日ほど乗って喫茶店のガレージに入れようと思ったら鉄のポールにドカンと当たって、離れるのにギッ、ギッ、ギッと擦って・・・あぁ~やってしもた~・・・。返しに行くとそれを見たデカが・・・うっ!!結構ぶつけたなー・・・ふうぅ~む・・・これは修理代ちぃーと持ってもらわなあかんなー!!って、かまへんてゆうたやんか~~十八の修行中のこの若者に修理代出せてか~(涙)。私はその時に又ひとつ社会の厳しさを勉強をさせてもらいました。
by kappoh-ryori
| 2007-09-30 22:29
| 恥ずかしい話
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