2007年 12月 02日
痛い話パートⅢ |
これは私が体験したり見たりした話しでは有りませんが、ある板前に聞いた話です。通常包丁を研ぐ時は砥石に包丁の刃の部分をピタッとあて、裏面のところに指先をあてて研ぎます。しかし魚屋や魚を大量に捌く人に時々見かけますが、大きな出刃を研ぐ時に手のひらを当てて研ぐ時が有ります。これは、包丁屋に言わせると余り誉められた研ぎ方じゃ無いのでやめて下さいと言います。しかし、料理人も細かい手間の掛る仕事もしますが時々、早く刃を立てたい時や時間の無い時にこれをやる時が有ります、特に出刃は重量が有るのでね。それを横着と言います、私も時々横着します。そしてその時もある職人が手の平を出刃に当て、体重をかけて研いでいたそうです。とっても急いでいたそうです。そしてそれは起こりました。出刃包丁が滑って手首をバッサリいったそうです。そして血が天井まで吹き上がったそうです。・・・私が思うに切った瞬間は痛みを感じるというより何が起こったの?という感じでは無いでしょうか。そしてわずか数秒後に何が起こったのかを理解した時、猛烈に押し寄せる痛みと恐怖で失神しそうになるのでは無いでしょうか。考えてみれば料理に使う道具には包丁以外にも使い方を誤れば凶器になる物が沢山有ります金串や菜箸でも大怪我をする事も有ります。そういう道具を扱っていると、急いでいたり、ふと気を緩めたりした時にそういう事故が起こるというのを常に意識しておかなければなりません。フライパンで油を熱していても常に取っ手は向こう側に向けておかなければ、しゃがんだ拍子に取っ手が引っかかって油をかぶる事になります。実際家庭などで見ていると取っ手をこちらに向けて揚げ物をしているのを見かけます。下の調味料を取ろうとして引っ掛けたらどうするのかな!!下に小さな子供が居たらどうするのかと思います。そんな事有り得ないと思うかも知れませんが、事故とはそういう物です。有り得ないと思う事が起こるのですね。だから安全策は習慣になるまで徹底しないといけませんね。私が以前、目の怪我をした時も普通に考えたら有り得ないと思いますもの。
by kappoh-ryori
| 2007-12-02 16:15
| 恥ずかしい話
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Comments(2)
Commented
by
ami
at 2007-12-03 00:11
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本当にそうですよね
ありえないことが起こるのが事故
叔母も、歯がグルグル廻る製材所で、
慣れから小指以外の指を全部切り落としてしまいました
もう20年以上も扱っていて一度も怪我1つしたことないベテランさんなのに・・・・まさに、慣れも怖いですね
フライパンの事においても、そうですよね
私も、
【もしも?】【ひょっとして?】【万が一】と、
常に感じて行動する神経質な所があります
ありえないことが起こるのが事故
叔母も、歯がグルグル廻る製材所で、
慣れから小指以外の指を全部切り落としてしまいました
もう20年以上も扱っていて一度も怪我1つしたことないベテランさんなのに・・・・まさに、慣れも怖いですね
フライパンの事においても、そうですよね
私も、
【もしも?】【ひょっとして?】【万が一】と、
常に感じて行動する神経質な所があります
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by
大将
at 2007-12-03 09:55
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小さな怪我は見習いや慣れていない人に多く、大きな怪我や事故は以外にベテランといわれている人に多いのではないでしょうか。それはやはり慣れという意識から、当たり前すぎてどこかに舐めている所が有るからかも知れませんね。